「すみなすものは 心なりけり」(It depends on how you feel about it.)

平尾に用事あって来たので、命を狙われていた高杉晋作が匿われていた平尾山荘に立ち寄ってみた。

匿ったのは、女流歌人、野村望東尼(のむらぼうとうに)。

冒頭の歌は、高杉の有名な歌、「おもしろき こともなき世を(に) おもしろく」の下の句として望東尼が詠んだもの。

意味を簡単に訳すと、『心の持ち方次第でおもしろくもつまらなくもなるものだ』って感じ。

上の句の高杉の歌の途中、「を」の後に(に)を補足していますが、実際はこちらで詠んだのではと言われています。

「を」でなく「に」だと歌の意味が変わり、強気な歌ではなく悩んでいた気持ちの歌になります。

とても悩んでいたので、望東尼が励ますために下の句を詠ったのではと言われています。

…心の持ち方次第。時代は違えど、先人も悩みながら生きていたんだなぁと思うのでした。

…軒下に小さな花が二輪、咲いてましたよ!

I had some business to do in Hirao, so I dropped by the Hirao Villa where Shinsaku Takasugi, who had been threatened with death, was hiding.
The person who hid him was a female poet named Nomura Boutoni.
The poem at the beginning of this article was composed by Boutoni as the last verse of Takasugi’s famous poem, “Amusingly, in this world without interesting things (ni) amusingly.
The meaning can be simply translated as follows
“It can be interesting or boring depending on how you feel.
It’s like that.
In the middle of Takasugi’s poem in the above verse, he adds “ni” after “wo,” but it is said that he actually composed it this way.
If you use “ni” instead of “wo,” the meaning of the poem changes, and it becomes a poem of troubled feelings instead of a bullish poem.
It is said that she was so distressed that Mochitoni wrote the following verse to encourage her.
…It all depends on how you feel.
Even though the times were different, our ancestors lived with worries, too, I thought.
…There were two small flowers blooming under the eaves!

投稿者: さるたぬき

こんにちは、さるたぬきです。 人生折り返し地点くらいまで来たかなと思っています。 そこで、新しいことを始めようということでブログを書くことにしました。 これまで生きてきた経験、それを踏まえて培ってきた知識、価値観など、そしてこれからについて徒然なるままに書き残していこうと思っております。 どうぞよろしくお願いいたします。

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