仰げば尊し、我が師の恩

1995年。18年前である。阪神淡路大震災があった年。

先日、高校野球が終わったが、3年生はこの年に生まれた子ども達。

「がんばろうKOBE」を掲げて当時のオリックスブルーウェーブがリーグ優勝した年。

イチローが活躍していた。そして、野茂英雄投手が日本人として31年ぶりにメジャーに渡り、近年の選手のメジャー挑戦の突破口を開いた年。

イチローも野茂も師と仰いだ男がいる。

仰木彬。

オリックスをリーグ優勝に導いた時の監督。

野茂とイチローの2人を含め、彼の元で育った選手達がメジャーに渡った。

彼は、トルネード投法という野茂のオリジナル投法を尊重した。彼は、振り子打法というイチローのオリジナル打法を尊重した。彼は、自身が監督を務めるチームの戦力が落ちることより、選手のメジャーに挑戦したい気持ちを尊重した。

彼は、野球界のことを想い、亡くなる2ヶ月前まで監督業を務めた。

…そして、18年の歳月が流れ、彼が登録名を鈴木から変更させたイチローが4000本安打を達成した。

【人を育てる】とはどうあるべきか、イチロー偉業達成のニュースでふと考えてしまいました。

おめでとう、イチロー!おめでとう、仰木さん!!

投稿者: さるたぬき

こんにちは、さるたぬきです。 人生折り返し地点くらいまで来たかなと思っています。 そこで、新しいことを始めようということでブログを書くことにしました。 これまで生きてきた経験、それを踏まえて培ってきた知識、価値観など、そしてこれからについて徒然なるままに書き残していこうと思っております。 どうぞよろしくお願いいたします。

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