さて、百田尚樹さんの小説「永遠の0」。
私も数年前に小説は読みました。
太平洋戦争中、特攻兵だった実の祖父の存在を知った主人公が、祖父がどんな人物だったか調べていくストーリーです。
私にも父方と母方の両方に祖父がいました。
2人の祖父が確実にいました。だから私がいます。
現在、2人ともおりませんが、どちらも太平洋戦争を乗り越え戦後を生きました。
父方の祖父は、出征しておりません。ただ、私の父は終戦を迎えて僅か3ヶ月後に鹿児島で生まれました。
終戦を迎えていなければ、米軍は沖縄戦の後は九州南部を侵攻する計画を立てていたそうですから、それを考えると父は無事に生まれてこれたのかと恐ろしい気持ちになります。
また、母方の祖父は出征しています。国外のある場所まで行っているようですが無事に生還して帰ってきています。
そして、戦後、私の母は生まれました。
歴史に、「たられば」はありませんが、お陰様で、私まで命が繋がっております。
私は奇跡の塊かもしれません。
生きねば。