※以下文章は、昔自分で書いた記事を再投稿。
「忘れないで 私のことより あなたの笑顔を 忘れないで」
…中島みゆきの『一期一会』という歌のサビ部分。
私はこの歌詞が好きだ。
さて、本日は12月14日。赤穂浪士が討ち入りした日といわれる。今日はこの歌詞が想われる……13年前に大河ドラマで赤穂浪士を扱った『元禄繚乱』があった。
主役の大石内蔵助は先日亡くなった中村勘三郎(当時勘九郎)さん。
こないだテレビのニュースを観ていたら、息子の勘九郎さんが、「父のことをどうか忘れないでください」って話していた。
彼が同い年ってこともあってか感情移入して、ついもらい泣きした。
自分の生きている父を想った。
生きていてくれることに感謝と思った。
さて、冒頭の歌詞。これを伝えた人は、別れてしまう相手の笑顔が本当に大好きなんだろうと思わせる。
別れることで悲しまないでまた他の人にもその笑顔を見せてあげて、と言っているように思える。
そんな風に思ってもらえるような笑顔ができるように日々過ごしたいものだ。そして、笑わせたい。楽しませたい。
勘三郎さんの芸道への思いもそこにあったのかなと思う。