没後400年、徳川家康名言忘備録(memorandum)

◎多勢は勢ひをたのみ、少数は一つの心に働く。

◎堪忍は無事長久の基、怒りは敵と思え。

◎勝つことばかり知りて、負くること知らざれば、害その身に至る。

◎世におそろしいのは、勇者ではなく、臆病者だ。

◎戦いでは強い者が勝つ。辛抱の強い者が。

◎己を責めて、人を責むるな。

◎及ばざるは過ぎたるより勝れり。

◎多くを与えねば働かぬ家臣は役に立たぬ。また、人間は豊かになりすぎると、結束が弱まり、我説を押し通す者が増えてくる。

◎人の一生は、重荷を負うて遠き道をゆくがごとし。急ぐべからず。

◎いくら考えても、どうにもならぬときは、四つ辻へ立って、杖の倒れたほうへ歩む。

◎決断は、実のところそんなに難しいことではない。難しいのはその前の熟慮である。

◎平氏を亡ぼす者は平氏なり。鎌倉を亡ぼす者は鎌倉なり。

◎天下は天下の人の天下にして、我一人の天下と思うべからず。

◎いさめてくれる部下は、一番槍をする勇士より値打ちがある。

◎人は負けることを知りて、人より勝れり。

◎家臣を扱うには禄で縛りつけてはならず、機嫌を取ってもならず、遠ざけてはならず、恐れさせてはならず、油断させてはならないものよ。

◎人生に大切なことは、五文字で言えば「上を見るな」。七文字で言えば「身のほどを知れ」

◎人を知らんと欲せば、我が心の正直を基として、人の心底を能く察すべし。言と形とに迷ふべからず。

◎われ志を得ざるとき忍耐この二字を守れり。われ志を得んとするとき大胆不敵この四字を守れり。われ志を得てのち油断大敵この四字を守れり。

◎愚かなことを言う者があっても、最後まで聴いてやらねばならない。でなければ、聴くに値することを言う者までもが、発言をしなくなる。

◎得意絶頂のときこそ隙ができることを知れ。

◎敵だというのも自制心を忘れた怒りである。

◎われ独り出頭して、一人して事を埒あけたがるように致す、これ大なる病なり。

◎およそ人の上に立って下のいさめを聞かざる者の、国を失い、家を破らざるは、古今とも、これなし。

◎一手の大将たる者が、味方の諸人の「ぼんのくぼ(首の後ろのくぼみ)」を見て、敵などに勝てるものではない。

◎家臣を率いる要点は惚れられることよ。これを別の言葉で心服とも言うが、大将は家臣から心服されねばならないのだ。

◎最初に軽い者を遣わして埒があかないからといって、また重い者を遣わせば、初めに行った者は面目を失い、討ち死にをするほかはない。

◎あぶない所へ来ると、馬から降りて歩く。これが秘伝である。

◎大将というものはな、家臣から敬われているようで、たえず落ち度を探されており、恐れられているようで侮られ、親しまれているようで疎んじられ、好かれているようで憎まれているものよ。

◎明日はきっと一戦あるなというようなときは、首をよく洗っておけ。武士たるもの、生きているときは鬼神のように戦い、死しては誉を永遠に残せるよう心掛けよ。

◎諸人の頭(かしら)などをするいまどきの者で、軍略を立てて床几(しょうぎ:折り畳み式簡易腰かけ)に腰をかけ、采配を持つ手さえ汚さずに、口先だけで戦に勝てるものと心得ているのは、とんだ考え違いだ。

◎一手の大将たる者が、味方の諸人の「ぼんのくぼ(首の後ろのくぼみ)」を見て、敵などに勝てるものではない。

◎私はケチだから麦飯を食べているわけではない。いま天下は乱れに乱れ、領民も安らかな日は一日もない。そんななか私一人が暖衣飽食などできるものか。私が麦飯を食っているのも、少しでも節約して軍資金に回すためなのだ。

◎重荷が人をつくるのじゃぞ。身軽足軽では人は出来ぬ。

◎真らしき嘘はつくとも、嘘らしき真を語るべからず。

◎怒ったときには、百雷の落ちるように怒れ。

◎最も多くの人間を喜ばせたものが、最も大きく栄える。

◎願いが正しければ、時至れば必ず成就する。

◎人間は、健康でありすぎたり、得意すぎたりする時にも警戒を要するのだが、疲れたおりの消極性もまた厳に戒めなければならない。

◎放っておけ。それより書いてある内容が見たい。予のためになるものもあるだろう。

◎不自由を、常と思えば、不足なし。心に望み起こらば、困窮したるときを思い出すべし。

◎大事を成し遂げようとするには本筋以外のことはすべて荒立てず、なるべく穏便にすますようにせよ。

◎滅びる原因は、自らの内にある。

◎道理において勝たせたいと思う方に勝たすがよし。

◎早まって相手の肚◎我がために悪しきことは、ひとのためにも悪しきぞ。

◎真面目で、主君思いで、協調性もあり、勤勉な上に仕事もできる。そんな心と能力を持った人間はトップクラスの良臣だ。しかし、心ばえはそこまで良くなくても、何か優れた能力を持った者ならば採用すべきだ

投稿者: さるたぬき

こんにちは、さるたぬきです。 人生折り返し地点くらいまで来たかなと思っています。 そこで、新しいことを始めようということでブログを書くことにしました。 これまで生きてきた経験、それを踏まえて培ってきた知識、価値観など、そしてこれからについて徒然なるままに書き残していこうと思っております。 どうぞよろしくお願いいたします。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA