こんにちは、さるたぬきです。
今日のブログのテーマは「『キングダム』40巻の感想」です。
さて、漫画とは少し距離を置いて、
始皇帝にどんなイメージがあるだろうか?
暴君、独裁者、そんなイメージはないだろうか?
少なからず私にもある。
あまり良いイメージはない。
不老不死の薬を求めて、日本に徐福を派遣するとか、
常軌の沙汰とは思えない。
だからと言って、始皇帝が実際はどんな人物だったのかなんて、現代を生きる我々には分かりもしない。
結局、結果、つまり歴史書や文献に記録されているところからしか、読み取れない。
その行動を起こしたのは実は当時こんな事情がありまして・・・みたいな部分は何も分からない。
部下が勝手に起こした行動も、それは王が命令したことってなっているかもしれない。
不老不死の薬を求めたのも実は自分のためではないかもしれない。それは分からない。
文献が記録が少ないのだから仕方がない。
だから、イメージ通りだったかもしれないし、そうじゃないのかもしれない。
私の講釈をだらだらと書いてしまったが、これに触れたのは理由がある。
この40巻の冒頭、後の始皇帝である政が呂不韋とのサシでこんな発言をしている。
「暴君のそしりを受けようが力でっ…中華を分け隔てなく、上も下もなく一つにする。そうすれば必ず俺の次の世代は人が人を殺さなくてすむ世界となる」と。
後世で暴君呼ばわりされても構わないと説いている。
これが史実と異なると誰が証明できようか。
人の気持ちまで歴史書には書き残されていない。
もしかしたら、こんなことを本気で始皇帝は思っていたかもしれない。
特に若い頃は熱い志を抱いていたかもしれない。
それは分からない。分からないからこそ歴史にはロマンがある、と思う。
漫画は、場所が咸陽サイドに移る。
政の娘、王女の麗は危機一髪で信に救われる。
これぞ漫画という主人公の登場シーン。
そして何よりこの後の展開。
昌平君がカッケー。
これまで軍略は考えていてはいたけど戦場の武将としての実力は未知数だった。
しかし、いざ戦場に出ると強えーっ。
能ある鷹は爪を隠すってやつ。
そこから一気に反乱軍の大将、戎翟公(じゅうてきこう)を昌平君が討ち取り、決着が着く。
河了貂の阿吽の呼吸的な行動も素晴らしい。
素晴らしい師弟関係。
これにより、政と呂不韋との長年の戦いにも決着が着くという形に・・・
そして政と太后の親子関係にも一区切りが着くという形に・・・
戦国時代の女性の生き方は凄まじいものがあると思う。
日本の戦国時代もそうじゃないかとふと思う。
信長の妹、市そして、その娘、茶々。
権力者の周りで生きる女性は想像を絶する人生だと思う。
こうして、この40巻は終わる。
この40巻は分岐点だと思う。
ここから秦国の体制が大きく変わる。
政王の元、体制が一本化される。
国として強くなる、気がする。
あとは、まだ生きている呂不韋がどのように退いていくか・・・
この後も楽しみだ!!
では次巻!!
さるたぬき
「すべては今日、このために」は私のオリジナルメッセージです。
私の心の中で「人生理念」として掲げております。
日々の努力や成長がきっと報われる「今日」がくる。そんな思いで毎日を過ごしていきたいと考えています。
他にも意味は込められているのですが・・・それは愛する人へのメッセージです(笑)
ですからここでは恥ずかしいので書きません(笑)
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