こんにちは、さるたぬきです。
今日のブログのテーマは「『キングダム』45巻の感想」です。
黒羊での秦と趙の戦いのクライマックス。
慶舎を失った趙軍。
そこからさらに桓騎は戦略を仕掛ける。
戦いではなく、罠を。
実質趙軍の総大将である紀彗の城、離眼城を攻めようとする。
紀彗は総大将として選択を迫られる。
この黒羊の戦いを取るか、離眼城を助けに行くのを取るか。
これは大きな責任感を背負う者にとってはとても考えさせられる内容だ。
為政者や経営者は共感できる部分ではないだろうか。
リーダーという生き物は、この苦渋の決断をくり返して乗り越えていく。
何が大事か。
どれも大事だ。
でも全てを守り抜くことができない状況で、どれかをやむを得ず見捨てなければならない状況。
その時、人は覚悟をする。
どんな事態を招いても受け入れる覚悟を。
だからリーダーは器、度量が求められる。
受け入れるものが大きくても受け止めるだけの器が必要なのだ。
紀彗は離眼城を選択した。
もうこれは感情的決断だ。
趙軍は黒羊を諦めた。
秦軍が勝った。
やりかたはえげつないが、桓騎の戦略で勝った。
戦死者を予想の半分以下で勝った。
鬼才、桓騎が知れ渡ることになる。
そして那貴。
黒羊戦も終わったので那貴は桓騎軍に戻るのかと思いきや、飛信隊に残ることに。
自ら飛信隊に残ると言い出す。
理由は飛信隊で食う飯がうまいから、と。
河了貂の作るご飯がうまいから、ではないだろう。笑
飯は何を食べるか、よりも、誰と食べるか、だから。
そして食べることは生きることだから。
誰と生きていきたいか、だと思う。
で、決断したのが飛信隊だ、というだけ。
これはこれでとても考えさせられる決断だと思う。
さて話は別な場所に移る。
秦の咸陽。
蔡沢が斉の王を咸陽に連れてくる。
李牧も一緒に。笑
咸陽は案の定パニック。笑
王と王、サシで話をしてもらいたいと蔡沢の独断。
受けて立つ秦王の政。
中華統一を目指す政。
どうやってそれをやる?
「法」で。
法治国家を作ると。
王族も民も皆、法の下で生きる国づくり。
己の私欲のためではないと主張。
斉王もこれには感銘を受ける。
非公式な場ではあるが、斉は秦を静観の立場を取ると。
これは凄いことだ。
戦国の世で、王と王が密約を交わす。
歴史的な瞬間だ。
蔡沢の最後の仕事は大きかった。
命を使うとはこういう事なのかもしれない。
人生で築いてきたものが最後に活かされる。
これこそ人生の醍醐味かもしれない。
死して尚生きる、だと思った。
その後の政と李牧の面談も良かった。
互いの理想、在り方に違いが明確になり、決裂した。
戦うことが明確になった。
一点気になったのは、カイネも気にしていたように、あの冷静な李牧が大声を上げたこと。
政と対峙して、思ったよりも政の人としての大きさに驚いたのかもしれない。
こいつは厄介な相手だと認識したのかもしれない。
それが何となく伝わってくる場面だったように思う。
趙との大きな戦いが始まりそうだ。
この巻についてはこのへんで。
では次巻!!
さるたぬき
「すべては今日、このために」は私のオリジナルメッセージです。
私の心の中で「人生理念」として掲げております。
日々の努力や成長がきっと報われる「今日」がくる。そんな思いで毎日を過ごしていきたいと考えています。
他にも意味は込められているのですが・・・それは愛する人へのメッセージです(笑)
ですからここでは恥ずかしいので書きません(笑)
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