憎まれていた仇に慕われる西郷隆盛ってどんな人?

「150年くらい早く生まれてみたかった」

と子どもの頃ちょっと思いました。

鹿児島生まれなので、それくらい前に生まれたら西郷さんに会えたんじゃないかと思ったものです(笑)

こちらの本は、ある方が薦めていらっしゃったので読むことにしました。

『西郷南洲翁遺訓』

西郷さんが書き遺したものじゃないこと初めて知りました。

だからと言って、鹿児島(薩摩藩)の人が西郷さんから聞いたことを書いたというものでもないです。

では誰が?

庄内藩(山形県)の方々。

幕末の戦には幕府側についていた藩です。

しかも、江戸の薩摩藩邸を焼き討ちした藩です。

しかし、その焼き討ちの原因は薩摩藩の挑発にあり、それを指揮していたのは西郷です。

つまり、仇どうし。

なのに、明治になって、その庄内藩の人々が、西郷さんを慕うようになり、彼の言葉を後世に残そうとしました。

その理由にも、この本には触れてありますが、西郷さんの人柄がよく分かる本です。

著者の長尾氏が現代語訳で書いているのでとても読みやすかったです。

“I wish I had been born about 150 years earlier.
I was born in Kagoshima.
I was born in Kagoshima, so I thought that if I had been born that long ago, I would have met Mr. Saigou (lol).
I decided to read this book because someone recommended it to me.
I decided to read this book because someone recommended it to me. “The Last Will and Testament of Nanshu Saigo”.
I learned for the first time that it was not written by Mr. Saigo.
But that doesn’t mean that people in Kagoshima (Satsuma domain) wrote what they heard from him.
Then who did?
People from the Shonai domain (Yamagata Prefecture).
This is a clan that was on the side of the Shogunate in the war at the end of the Edo period.
Moreover, it was the clan that burned down the Satsuma clan’s residence in Edo.
However, the cause of the burning was the provocation of the Satsuma clan, and it was Saigo who led the attack.
In other words, they were enemies of each other.
And yet, in the Meiji era, the people of that Shonai clan came to adore Saigo and tried to preserve his words for posterity.
The book also touches on the reasons for this, but it is a book that shows the personality of Mr. Saigo. It was very easy to read because the author, Mr. Nagao, wrote the book in modern Japanese translation.

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投稿者: さるたぬき

こんにちは、さるたぬきです。 人生折り返し地点くらいまで来たかなと思っています。 そこで、新しいことを始めようということでブログを書くことにしました。 これまで生きてきた経験、それを踏まえて培ってきた知識、価値観など、そしてこれからについて徒然なるままに書き残していこうと思っております。 どうぞよろしくお願いいたします。

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